腰痛の原因って?

ホーム>腰痛を知る>腰痛の原因って?

腰痛の原因は「筋肉や骨・関節の異常」だけじゃない?

腰痛といえば、椎間板ヘルニアなどレントゲン検査で原因が特定しやすい「筋肉や骨・関節の異常」のせいだと思われがちですが、実は原因は様々。「痛みを抑える神経の機能減弱」「内臓などの異常」など多岐にわたります。

様々な腰痛の原因 1)

腰痛はストレスなどにより症状が悪化する場合もあります。気になる症状がある場合は、医師にご相談ください。

また、腰痛が重大な病気のサインになっている場合があります。
感染症や腫瘍・がん、泌尿器や消化器などの内臓の病気、関節リウマチなどの病気が腰痛を引き起こすこともあり、腰痛で受診したら予想もしない病気が見つかった、というケースも少なくありません。

腰痛のほかに次のような症状があるときは、ただちに病院に行き、お医者さんに相談をしてみてください。

  • 排尿・排便に異常がある
    (出ない、失禁など)
  • しびれ、麻痺がある
  • 発熱がある(37.5℃以上)
  • 頭痛や吐き気がある
  • 横になって安静にしていても痛い、
    だんだん痛みが強くなる

腰痛の診断では、以下のような項目が、炎症、骨折、腫瘍などの合併を疑うべき危険信号となります。

炎症、骨折、腫瘍などの合併を
疑うべき危険信号 1)

  • 発症年齢 20歳以前 または 55歳以降
  • 時間に関係なく安静にしていても起こる腰痛
  • 胸部の痛み
  • がん、ステロイド治療、HIV感染の経験
  • 栄養不良
  • 体重減少
  • 広範囲におよぶ神経症状*1
  • 構築性脊柱変形*2
  • 発熱
  • *1神経症状:神経が傷害を受けることによって引き起こされる症状(脚の痛み、しびれ、まひ、筋力の低下など)
  • *2構築性脊柱変形:背骨が正常の状態よりも曲がった状態である側弯症や後弯症

腰痛の原因を特定できる場合もありますが、「原因が複数ある」などはっきりと特定できない場合も少なくありません。

「原因がよくわからないのでガマンするしかない…」などと考えがちですが、腰の状態に合わせて適切な治療を受けることもできます。痛みをやわらげてよりよい生活を送るために、まずはお医者さんに相談してみましょう。

  • 1)日本整形外科学会ほか監修:腰痛診療ガイドライン2012, 2012, pp. 12-13, 26-29, 南江堂, 東京

あなたの腰痛はいつから?

腰痛発症後の期間による分類 急性腰痛 ・比較的短期間で治る ・体に異常が起きたことを知らせる警告信号 慢性腰痛 ・3ヵ月以上痛みが続いている ・治療が長引いている場合や、損傷や炎症が治った後も痛みが続く

腰痛は、発症からの期間によって「急性腰痛」「慢性腰痛」に分けられます。

「急性腰痛」は、体に異常が起きたことを知らせる警告信号としての役割があり、比較的短い期間で治る場合が多いです。

治療が長引いている場合や、損傷や炎症が治っているにもかかわらず痛みが続いてしまう状態など、痛みが3ヵ月以上続くものは「慢性腰痛」とされています。

ながくつづくその腰痛は、筋肉や関節だけでなく
痛みを抑える神経が原因かもしれません。
長引く腰痛は原因が
特定できないことも多く、
予防や対処法で悩むことも。
そんなときは自己判断せず、お近くのお医者さんにご相談ください。